フィルム撮影について
■「雲の情景」作品はすべてフィルムによる撮影です。
■デジタル写真が当たり前の時代になりましたが、
「雲の情景」の作品はすべてフィルムで撮影しています。
ここでその製作過程とコンセプトを説明します。
私が撮影で使っているフィルムの種類は
”ポジフィルム”というもので、撮影後に現像をすると
フィルム自体に被写体の色が忠実に再現されます。
▲こちらがフィルム現像上がりの原版(1本分)です。
下から照明を当てると、画像が浮かび上がります。
▲アップで見るとこうなってます。
別名、リバーサルフィルム、スライドフィルムとも呼ばれます。
▲この中から、イメージに合った写真を選んでカットしていきます。
▲コマの間を切って1枚の写真にします(右上)。
それをスライドマウント(プラスチックの枠)に入れます。
■このスライドマウントに入ったものが「雲の情景」作品なのです。
▼それらを集めて専用ファイルに保管しています。
▲ファイルに下から照明を当てると、美しい世界が浮き出てきます。
デジタルとは違った輝きや透明感が魅力です。
▲フィルム写真はデジタル写真と違いコピーができません。
よって作成した写真は”この世にひとつ”ということになります。
その点がフィルム写真の素晴らしいところだと思っています。
■「雲の情景」は”この世にひとつしかない作品を撮っていく”こと
それらを”コレクションしていく”ことを目標にしています。
甲斐 順一
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